谷崎潤一郎研究のつぶやきWeb

その6(2016年9月16日)『決定版 谷崎潤一郎全集』第25巻

到着! これはすごい!

学生会雑誌・校友会雑誌も!

『松廼舎集』には、明治年代の和歌が3首入っていますが、その中に、『捨てられる迄』執筆中に、友人の前で使い回したこの歌も。

はこね路を夕こえくればわきも子か黒髪あらふ湯のけふりみゆ

「幼少時代メモ」がすごい!

ショウちゃんは、久右衛門を襲名したのではなく、久兵衛だった! 謎の一部が解けました。
改写された戸籍には、そのあたりに操作が加えられているということですね(その1の『二代目谷崎久右衛門襲名関連年表』参照)。父と祖父のエピソードも入れ替えています。

『小さな王国』には、どうみても谷崎と思われる、「活版屋の息子もいるらしい」し、谷崎は、本当に活版屋の息子だったのかもしれませんね。有名な離婚挨拶状を、わざわざ印刷機を購入して、終平さんと一緒に刷ったことと考え合わせても。

ただ、また別のところを見ると、あれれ? と思ったりしますので、この1冊の隅から隅まで読んでじっくり研究したいですね。

その他にも千萬子さんの生い立ちとその母の話とか、奥山初子さんのこと等、次々に眼が留まりました。

老人(予)が一夜
奥山初子と一緒に寝てもらふ事

谷崎は『京羽二重』で「初子」を連発していますが、千萬子さんに「お初」をしてもらうことに拘ったこと(『谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡』)、中河与一著『探美の夜』の、初子・千代姉妹とのこと(千代夫人との初夜の記述)等を思い合わせます。

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中公新書には、谷崎作品の読解に役立つ本が多くあります。



作ってしまいました(^^)